すべて一芸一能に身を入れるものは、その道に浸りきらねばならぬ。
躰中の全細胞が、画なら画、短歌なら短歌にむかって、
同一方向に整列するほどでなければなるまい。
[ 森信三 一日一語 ] より
分
分を突きとめ分をまもる。
[ 森信三 一日一語 ] より
分を知る
分を知るとは自己の限界の自覚ともいえる。
随って人間も分を自覚してから以後の歩みこそほんものになる。
だが才能ある人ほど、その関心が多角的ゆえ、
「分」の自覚に入るのが困難であり、かつ遅れがちである。
[ 森信三 一日一語 ] より
履物を揃えることから
地上の現実界は多角的であり、かつ錯雑窮まりない。
随って何らかの仕方で常にシメククリをつけねば仕事は進まない。
そしてそれへの最初の端緒こそハキモノを揃えるしつけであって、
それはやがて又、経済のシマリにもつながる。
[ 森信三 一日一語 ] より
一道の血路
人間は真に覚悟を決めたら、
そこから新しい智慧が湧いて、
八方塞りと思ったところから一道の血路が開けてくるものです。
[ 森信三 一日一語 ] より
大悲
真に心深き人とは、
自己に縁ある人の苦悩に対して深く共感し、
心の底に「大悲」の涙をたたえつつ、
人知れずそれを噛みしめ味わっている底の人であろう。
[ 森信三 一日一語 ] より
肝をすえる
肚をすえるという事は、
裏返えせばすべて神まかせという事でもある。
だが単に神まかせというだけでは、まだ観念的であって、
よほどそれに徹しないとフラつきやすい。
[ 森信三 一日一語 ] より
凄まじさ
死の絶壁に向かってつよくボールを投げつけ、
そのはねかえる力を根源的なエネルギーとしながら、
日々を生きぬく人物の生きざまは、げにも凄まじい。
[ 森信三 一日一語 ] より
男女の役割
男は無限の前進に賭けるところがなければならぬ。
女は耐えに耐えつつ貫き通すことが大切。
[ 森信三 一日一語 ] より
もう一人の自分 中條レポートNo270
相続争いの中にいると周りが見えなくなることがあります。
そんな時、自分自身を客観的な目でみることは有用です。
しかし「言うは易し、行うは難し」。
そんな場面でヒントになるかもしれない言葉がありましたので紹介します。
内容は「素直になること」と「もう一人の自分」の助けをかりることです。
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素直になることの重要性
自己受容:素直になることは、自分の弱点や限界、感情を受け入れることを意味します。これにより、自己理解が深まり、内面の成長につながります。
内なる声の聴取:自分の内なる声や、もう一人の自分からのアドバイスを素直に聞くことで、より深い自己認識と直観を育むことができます。
自己成長の促進:自分自身に対する正直な評価と、もう一人の自分からの指摘を受け入れることで、自己成長の道を開くことができます。
素直になるためのアプローチ
感情の受け入れ:自分の感情をありのままに受け入れることから始めます。自己否定ではなく、自己受容の姿勢が大切です。
内省と自問自答:「なぜこの事柄に抵抗を感じるのか?」や「どの部分が自分にとって不快なのか?」と自問してみることで、素直になることへの理解が深まります。
非防衛的な姿勢:もう一人の自分からのアドバイスを受け入れる際は、防衛的にならず、オープンな姿勢で臨むことが大切です。
誠実な対話:自分自身との対話においては、誠実で正直な態度を保つことが重要です。
素直になることは、自己の真実に近づくことでもあります。もう一人の自分との対話を通じて、より深い自己理解に至り、内面からの成長を遂げることができます。
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ここで言っている「もう一人の自分」とは。
自分自身の成長を純粋に願っている人であることだけは間違いありません。
不思議なお話ですが、妙に納得感がありましたので今回ご紹介させて頂きました。