幸せ贈与

先日行われたSA養成第8講座。
題目は「貰う人もあげる人も幸せになる 贈与25のQ&A」です。
講師は遠山順子氏(税理士)です。

幸せになるためのQ&Aが25問用意されています。
贈与した財産が名義預金と看做されないための注意点。
・贈与契約書を作成する。署名は自筆で。意思表示の証拠となる。必要なら確定日付けをとる。
・現金なら振り込みをして証拠をのこす。
・貰った財産を自由に使えるようにする。印鑑・通帳は貰った人に渡す。
無駄使いしないよう、保険商品等を購入する。
等々。

注意することは、生前の贈与は特別受益となることです。
特別受益は遺産分割が揉める要因となります。
贈与をして相続財産を減らしても、相続争いとなっては本末転倒です。
相続人に対して公平な贈与が大切だと言われました。

相続税対策のために贈与をするには相続税の仕組みを知る必要があります。
相続税は段階的に税率が上がっていく構造になっています。
1000万円まで10%。1000万円~3000万円 20%………3億円超え50%
.贈与した金額に対して相続税が減る分は、その人が課税される一番高い部分です。
例えば3億円超えの税率が適用される相続人は
1000万円贈与すると、相続税が500万円さがります。
贈与は年を分けたり、あげる人を分けて、贈与税を調節できるので、低い税率を選んで資産を移転出来ます。

その他、教育資金贈与の現状のお話、等々興味深いお話が盛りだくさんでした。
幸せになるための贈与のヒントをたくさん頂きました。

ありがとうございます。