二度とない人生だから 中條レポートNo260

二度とない人生だから
まず一番身近な者たちに できるだけのことをしよう
貧しいけれど こころ豊かに接してゆこう

二度とない人生だから
つゆくさのつゆにも めぐりあいのふしぎを思い
足をとどめてみつめてゆこう

二度とない人生だから
のぼる日しづむ日 まるい月かけてゆく月
四季それぞれの星々の光にふれて
わがこころをあらいきよめてゆこう

二度とない人生だから
戦争のない世の 実現に努力し
そういう詩を 一編でも多く作ってゆこう

わたしが死んだら
あとをついでくれる 若い人たちのために
この大願を 書きつづけてゆこう
坂村真民
———————————————————

人生一度しかないことを忘れてしまいがちです。
機械的に日々の生活を送っているのはそのためかもしれません。

 「大人の時が早く過ぎるのは、〇〇が減ったから!」
○○に入るのはときめき。(NHK番組 チコちゃんに叱られる より)
昨年、感動した出来事を聞かれても、あまり出てきません。機械的に生活を送っているからでしょうか。

「ぼーっと生きてんじゃねーよ」
とチコちゃんに叱られないよう暮らしていきたいです。

SA養成講座第1講座 野口レポートNo317

昨年の12月まで講師をしていた相続アドバイザー養成講座の第1講座(相続は心のコンサルティング)レジュメの抜粋です。

【資格と人格は車の両輪】 

資格⇒学ぶことで得られる 人格⇒気付くことで得られる アドバイザーは学歴が大切、ここでの学歴は学校歴ではない、相続に対しどれだけ学んできたか、これからも学ぶことができるかである。

 【均分相続は平等相続である】

平等は公平にあらず、お年玉に例えると、小学生1万円、中学生1万円、高校生1万円⇒平等。小学生3千円、中学生5千円、高校生1万円⇒公平。公平のバランスを保つには遺言が必要。

 【アドバイザーには二つのセンスが必要】

①相続案件の本質を見抜く目と心を持つ、法律や財産を一度頭から外し相続人の幸せを心から考えると本質が見えてくる。

②先ずは人間として接すること、次に専門家として接すること、専門家として、専門性への信頼だけでは足らず、人間への信頼も伴って初めて依頼者から頼られる。

【法律と常識は一致するとは限らない】

法律と常識は一致するとは限らない、そして常識は法律には勝てない、ところが多くのもめ事や問題は常識のなかで生じている。

【解決者でなく先ずは理解者となる】

相談者は悩むとき、理解者の存在を求めている。理解者として話を傾聴し、本質が見えたなら解決者として問題の解決を考えていく。

【顔は笑顔で心は真剣勝負】

アドバイザーが相談者と同じ顔をしてはいけない、相手が悩み苦しみ憔悴している時もある、だからこそアドバイザーは穏やかな笑顔で接することが大切である、顔は笑顔でも心は常に真剣勝負である。

【相続争いなのか兄弟喧嘩なのかを見極める】

多くは兄弟喧嘩のレベルで本当の相続争いはそんなにあるもではない、相続争いなら迷わず弁護士へ、兄弟喧嘩ならアドバイザーが上手にサポートすれば、まだ自分達の努力で解決できる段階である。

【相続争いをする相続人の共通点】

①親の財産をもらうのは当たり前だと思っている ②感謝の気持ちがない ③自分の幸せに気付いていない。

【相続は子育ての集大成】

子が相続争いをしたならば親の子育ての失敗である。感謝できる子、譲れる子に育てたら、それは親が残した何にも勝る財産である。

◎引き際は大切にしたいと、ダイジェスト版を残しSA養成講座第1講座の講師を降りることにしました。第1期から第54期まで、受講生には「アドバイザーとしての心構え」そして「心の相続」を余すことなく伝えることができ、悔いのない22年間でした。話を聴いてくださった多くの受講生に感謝申し上げます。

生命

我われ一人びとりの生命は、
絶大なる宇宙生命の極微の一分身といってよい。
随って自己をかくあらしめる大宇宙意志によって課せられたこの地上的使命を果たすところに、
人生の真意義はあるというべきであろう。
[ 森信三 一日一語 ] より

生きた真理

「朝に道を聞かば夕に死すとも可なり」(論語)
生きた真理というものは、真に己が全生命を賭けるのでなければ、
根本的には把握できないという無限の厳しさの前に佇立する想いである。
[ 森信三 一日一語 ] より

心願

「心願」とは、人が内奥ふかく秘められている「願い」であり、
如何なる方向にむかってこの自己を捧げるべきか・・・
と思い悩んだあげくのはて、
ついに自己の献身の方向をつかんだ人の心的状態といってよい。

十年先の見通し

人生を真剣に生きるためには、
できるだけ一生の見通しを立てることが大切です。
いっぱしの人間になろうとしたら、
少なくとも十年先の見通しはつけて生きるのでなければ、
結局は平々凡々に終わると見てよい。
[ 森信三 一日一語 ] より

目先の仕事に追われる日々が続いています。

 

職業即天職観

職業とは、人間各自がその「生」を支えると共に、
さらにこの地上に生を享けたことの意義を実現するために不可避の道である。
されば職業即天職観に、人々はもっと徹するべきであろう。
[ 森信三 一日一語 ] より

天職なのです。

神ながら

日本民族の世界観は、一口にいえば「神ながら」である。
神ながらとは、民族生命の原始無限流動の展開をいう。
そしてこれが、明治維新まで儒仏の文化を摂取し溶融したが、
ついで維新以後は、西欧文化の摂取を容易ならしめてきた根源力である。
[ 森信三 一日一語 ] より