我われ一人びとりの生命は、
絶大なる宇宙生命の極微の一分身といってよい。
随って自己をかくあらしめる大宇宙意志によって課せられたこの地上的使命を果たすところに、
人生の真意義はあるというべきであろう。
[ 森信三 一日一語 ] より
作成者アーカイブ: nakajyo
生きけるよろこび
けふひと日いのち生きけるよろこびを夜半にしおもふ独り起きゐて
[ 森信三 一日一語 ] より
神
神はこの大宇宙をあらしめ、
かつそれを統一している無限絶大な力ともいえる。
同時にそれは他面、このわたくしという一人の愚かな人間をも見捨て給わず、
日夜その全存在を支えていて下さる絶大な「大生命」である。
[ 森信三 一日一語 ] より
礼拝
礼拝とは、
(一)首を垂れること
(二)瞑目すること
(三)両手の掌を胸の辺りで合わせる・・・という三要素。
最も簡易にして、かつ最も普遍的な宗教的行といってよいが、
いずれも人をして相対を超えしめる具体的な方策といってよい。
[ 森信三 一日一語 ] より
心願
「心願」とは、人が内奥ふかく秘められている「願い」であり、
如何なる方向にむかってこの自己を捧げるべきか・・・
と思い悩んだあげくのはて、
ついに自己の献身の方向をつかんだ人の心的状態といってよい。
[ 森信三 一日一語 ] より
食い抜ける
人間は一人の卓越した人と取り組み、
その人を徹底的に食い抜けること・・・
これ自己確立への恐らくは最短の捷径ならむ。
[ 森信三 一日一語 ] より
日本民族の使命 中條レポートNo283
森信三先生(平成4年96歳没)は「日本民族の使命は、将来の東西文化の融合に対して、その縮図的原型を提供する処にあるであろう」と語りました。
この言葉は、日本が西洋と東洋の架け橋として、新しい価値を創造する役割を果たすべきことを示唆しています。現代社会は、技術革新とグローバル化が進む中、多様な文化が交錯し、調和が求められる時代です。
その中で、日本が持つ文化的特性や精神性は、調和の手本として国際社会に貢献する力を秘めています。
また、森信三先生は「日本が立ち直るのは2025年から」と予見し、「その時には二宮尊徳先生の教えに準拠せねばならぬ」と述べています。
これは、バブル崩壊後の経済的混乱を背景に語られた言葉であり、単なる経済再生ではなく、精神的な基盤を取り戻す必要性を強調したものと考えられます。
二宮尊徳先生の教えである「勤勉」「分度」「推譲」は、現代にも通じる実践哲学です。勤勉は地道な努力、分度は資源の適切な活用、推譲は社会への還元を意味し、格差問題や環境課題の解決にも役立つ普遍的な価値観を提供します。
森信三先生が2025年を重要な転機と捉えたのは、こうした価値観を再評価し、日本が新しい基盤を築く時期として位置づけたからでしょう。
単なる経済成長を超え、日本が「東西文化の融合」を先導する役割を果たす準備を整える年と見たのです。
日本は、西洋の科学技術や合理主義を取り入れつつも、東洋の精神性や調和を重視する独自の文化を持っています。この調和の力が、国際社会における対話や共存の鍵を握っています。
森信三先生が語った「縮図的原型」とは、日本がそうした役割を果たすことへの期待を込めた言葉だったのです。
2025年以降、日本は経済的成功だけでなく、東西文化の融合を通じた国際貢献を目指すべきです。それは、森信三先生が説いた使命の実現であり、日本が果たすべき歴史的な役割です。
一人ひとりがその意識を持ち、未来を創る行動を始めることが求められます。
※東西文化の融合とは
文化や歴史の違いがある民族同士が互いに尊重し合うことは非常に重要です。しかし、他国で暮らす際には、その国の文化や歴史を理解し、それに合わせて生活することが必要だと考えます。長い歴史を持つ異なる文化を無理に混合して共に暮らすことは簡単ではありません。
他国で生活する際にその国の文化を尊重することで、相手もまた自国の文化を尊重してくれるでしょう。このような相互の敬意と理解こそが、真の文化融合であると思います。
心に残る相続案件《2》 野口レポートNo339
「お産に耐えた母親の、同じお腹から生まれてくる。そして誰もがスッポンポン。」だから兄弟姉妹と呼べるのです。
まして2人姉妹なら、姉と呼べるのも妹と呼べるのも、この広い世界にたった1人だけ、親が残した財産をめぐり2人が争ってしまったら、これほどの不幸はありません。
知人を介し相談を受けました。相談者は女性で高齢のAさんです。10数年前に母親が亡くなり、まだ相続手続きをしていません。
遺産は老朽マンション1室(1K風呂なし)だけです。相続人は数10年間疎遠で父親の異なる妹のBさん1人とのことでした。
調べてみると妹さんの最後の住所は新潟県になっていました。連絡を乞う手紙を出しました。ダイレクトメールと間違えられゴミ箱へ捨てられないように《○○様相続の件》と明記します。最初に出す手紙は大事です。書き方次第でその後に影響します。
1週間ほどで妹さんから電話が入りました。事情の説明にお伺いしたい旨を伝え、新潟へ出向きました。妹さんは姉が数10年間連絡をくれなかったこと、母親が亡くなったのを知らせてくれなかったこと、誤解も重なり何を今更と立腹しています。
このまま放っておいたら、子どもや孫の代まで憂いが残ってしまうと、妹さんに重ねて協力をお願いしました。
姉がマンションを相続し、その代償として妹さんが代償金を受け取ることで合意しましたが、その後がまとまりません。
老朽マンションとはいえ、地方からすれば東京の不動産です。価値の認識にズレが生じ、代償金の額で意見が合いません。しかたなく時間を置くことにしました。半年後に妹さんに電話を入れてみました。このままでは母親が成仏できないからと譲ってくれました。
姉には会いたくない、判子は押すから野口さん1人で来てほしいとのことでした。この仕事の目的は数10年も疎遠であった異父姉妹の縁を戻して差し上げることです。この機を逃してしまったら二度とチャンスはないでしょう。ここは一歩も譲れません!
ようやく妹さんに理解いただき姉と一緒に新潟に行きました。タクシーを降りると妹さんが門前に打ち水をしていました。こちらがお姉さんですよ、こちらが妹さんですよ、と紹介しました。
やはり血のつながりです。戸惑いながらも嬉しそうな妹さんの表情が印象的でした。まさに数10年目の橋渡しです。
相談を受けてから終わるまで1年半かかりました。わずかな財産でしたが母親が残してくれたから、姉妹の縁が戻ったのです。天国の母親も喜んでいることでしょう。
手間暇を考えたらできない仕事でした。「徳」この見えない報酬が天に蓄えられ、神様は帳尻を合わせにやってきてくれます。
やってよかった、いってよかった、小さな相続案件でしたが、大きな仕事を成し遂げた気分で新潟を後にしました。
世界史
世界史は結局、巨大なる「平衡化」への展開という外なく、
わたくしの歴史観は「動的平衡論」の一語につきる。
すなわち「動的平衡論」とはこの宇宙間の万象は、
すべてこれ陰(マイナス)と陽(プラス)との
動的バランスによって成立しているということである。
[ 森信三 一日一語 ] より
日本民族の使命
日本民族の使命は将来の東西文化の融合に対して、
いわばその縮図的原型を提供する処にあるであろう。
[ 森信三 一日一語 ] より
森信三先生は生前(1992年96歳没)
「日本が立ち直るのは、2025年からだろう
そしてそれは、二宮尊徳先生の教えに
準拠せなばならぬでしょう」
と言われています。
亡くなられたのが32年前ですから、バブル崩壊後の言葉だったのでしょう。
日本が立ち直るだけでなく、東西文化の融合まで視野に入れていたのでしょう。