哲人といえども迷う時はあろう。
だが迷う時間が短かろう。
悟った人でも迷うことはある。
しかし迷う時間が短い。
[ 森信三 一日一語 ] より
迷うのが問題ではなく、
迷って行動出来なくなることが問題です。
哲人といえども迷う時はあろう。
だが迷う時間が短かろう。
悟った人でも迷うことはある。
しかし迷う時間が短い。
[ 森信三 一日一語 ] より
迷うのが問題ではなく、
迷って行動出来なくなることが問題です。
わが身に降りかかった悲痛事に対して、
その何ゆえか(WHY)を問わない。
それよりも如何に(HOW)対処すべきかが大切。
[ 森信三 一日一語 ] より
WHYを考えても前にすすみません。
わが身にふりかかる事はすべてこれ「天意」・・・
そしてその天意が何であるかは、
すぐには分からぬにしても、
噛しめていれば次第に分かってくるものです。
[ 森信三 一日一語 ] より
噛みしめていれば…..。
ここが大切ですね。
「世の中は正直」とは、
神は至公至平・・・というに近い。
[ 森信三 一日一語 ] より
”なるほど”
と思わざるをえません。
所有者が不明な土地が九州の面積と同じくらいあると言われています。
東日本大震災等で、土地を整備しようにも、所有者が不明で事業が進まないことが問題となり、今回の法律改正、新たな法律制定にいたりました。
何が問題になるのか。
例えば所有者が不明な隣地から土砂が流れ込んでくるようになり、隣地との境界に塀を設置するため隣地を利用する場合。
現在の法律では、土地利用に隣人の承諾が必要です。承諾が得られない場合、訴訟を起こして判決で承諾を得る必要がありました。
隣地に立ち入る判決は出るでしょうが、手間と費用がかかり、事業の阻害要因となります。新しい法律では、通知をすれば承諾なくとも利用出来るようになります.。
このように法改正で手続を簡素化し実務上整備をしやすくします。
相続した土地の登記も義務化されます。相続を期に所有者不明となることが多いためです。
具体的には相続があった事を知った後3年以内の相続登記の義務化です。
但し、「3年以内に遺産分割を成立させなければならない」のではありません。
分割が出来なければ、申告登記制度というのを利用し、相続人を登記します。(その後遺産分割がまとまったら、成立後3年以内に登記しなければなりません)
「ただでも売れない不動産」が急増しています。だれも相続したくない不動産は、ほったらかしにされがちです。それを防ぐため、相続した土地を国に帰属させる制度が新たに出来ます。
この制度に期待する方は多いでしょう。
しかしなんでもかんでも受け入れると国が不良不動産を大量に抱え込むことになります。この維持費用を税金で賄うことへの抵抗は根強いです。
そのため帰属させる要件はかなり厳しくなると予測されています。
帰属後、10年分の管理費用を国に収めなければならないのもその一つです。
大切なのは、土地整備に支障をなくすように法改正を機能させることです。そのためには、法の運用基準をしつかり整備させることです。
相続対策には大きくわけて次の三つの対策があります。
(1)遺産分割対策
親の財産を円満かつ円滑に分ける対策です。生前に不良資産などを整理し分けやすい財産にしておく、不公平感のないバランスの取れた遺言公正証書を作成し、親の気持ちを付言に託しておく、盆や正月など集まる機会あるごとに、子供達に遺言の内容を言い含め相続争いや兄弟姉妹に絶縁が生じないようにしておく。
(2)相続税納税対策
相続開始10ケ月以内に相続税を現金一括納付できるようにしておく対策です。財産構成は主に土地で預貯金が少ない、億単位の納税をする地主にとって、何より優先しなければならない対策です。
(3)相続税節税対策
相続税をいかに減らすかの対策です。対策のなかでは一番報酬を取りやすい分野です。相続の専門家と言われている人達には、節税対策を優先する人が多いのも事実です。
が、これらの対策が同じ方向を向くとは限りません。真逆の方向を向いてしまうこともあります。このお客様にはどの対策を優先すべきか、三つの対策のうち優先する一つの対策が決まったら、その対策を確実に実行することです。
新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。政府は感染対策と経済対策を両立させるとの方針を続けてきました。
極めつけは「GoToトラベル」「GoToイート」のキャンペーンです。これで感染が一気に広がりました。感染対策と経済対策の2兎を追ってしまった結果です。
自粛生活の長期化やコロナ慣れにより、当初に比べ国民の意識も低く、「緊急事態宣言」も以前のような効果があるかは疑問です。
最近は会合もありません。講演もオンラインで臨場感がありません。友人との会食や飲み会も一切ありません。
相続は心と神経を使うストレスのたまる仕事です。週末には近くのソバ屋のカウンターで一人お酒を飲みながら、疲れた神経を癒しリフレッシュするのが、コロナ禍のなかで唯一の楽しみです。が、酒を出してはならぬ、とのお達しでこれもできなくなりました。
「おもてなし」の言葉のもと、カードを返したら「TOKYO」です。オリンピック招致に成功し、関係者は涙しよろこびました。まさか貧乏クジを引いたなど誰が思ったでしょうか。
政府は二兎でなく三兎を追うつもりです。このような感染状況のなかでオリンピックを開催できるのでしょうか、IOCや政府は国民の健康を最優先し、判断してほしいものです。
「二兎追う者は一兎をも得ず」今はこの言葉をかみしめ、円滑なワクチン接種や感染拡大を抑えることに、エネルギーを集中すべきだと思います。
すべて物事は、
その事の真髄への認識と洞察が根本で、
真に認識に徹したら、動き出さずにはいられぬはず。
ところで認識への手引きは
ヤハリ生きた書物でしょうね。
[ 森信三 一日一語 ] より
生きた書物とは……。
わたくしには何も出来ませんが、
ただ人さまの偉さと及び難さを感じる点では、
あえて人後におちないつもりです。
[ 森信三 一日一語 ] より
「腰骨を立てる」ことは、
エネルギーの不尽の源泉を貯えることである。
この一事をわが子にしつけ得たら、
親としてわが子への最大の贈り物といってよい。
[ 森信三 一日一語 ] より
「腰骨を立てる」
大切です。
「五十にして天命を知る」・・・というが、
知という限り、まだ観念的なものが残っている。
それ故「六十にして耳順う」の境に到ってはじめて
真理の肉体化がはじまるともいえよう。
[ 森信三 一日一語 ] より
六十になりましたが、まだまだです。