我われ一人びとりの生命は、
絶大なる宇宙生命の極微の一分身といってよい。
随って自己をかくあらしめる大宇宙意志によって課せられたこの地上的使命を果たすところに、
人生の真意義はあるというべきであろう。
[ 森信三 一日一語 ] より
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いのち生きける
けふひと日いのち生きけるよろこびを夜半にしおもふ独り起きゐて
[ 森信三 一日一語 ] より
生きた真理
「朝に道を聞かば夕に死すとも可なり」(論語)
生きた真理というものは、真に己が全生命を賭けるのでなければ、
根本的には把握できないという無限の厳しさの前に佇立する想いである。
[ 森信三 一日一語 ] より
心願
「心願」とは、人が内奥ふかく秘められている「願い」であり、
如何なる方向にむかってこの自己を捧げるべきか・・・
と思い悩んだあげくのはて、
ついに自己の献身の方向をつかんだ人の心的状態といってよい。
十年先の見通し
人生を真剣に生きるためには、
できるだけ一生の見通しを立てることが大切です。
いっぱしの人間になろうとしたら、
少なくとも十年先の見通しはつけて生きるのでなければ、
結局は平々凡々に終わると見てよい。
[ 森信三 一日一語 ] より
目先の仕事に追われる日々が続いています。
職業即天職観
職業とは、人間各自がその「生」を支えると共に、
さらにこの地上に生を享けたことの意義を実現するために不可避の道である。
されば職業即天職観に、人々はもっと徹するべきであろう。
[ 森信三 一日一語 ] より
天職なのです。
神ながら
日本民族の世界観は、一口にいえば「神ながら」である。
神ながらとは、民族生命の原始無限流動の展開をいう。
そしてこれが、明治維新まで儒仏の文化を摂取し溶融したが、
ついで維新以後は、西欧文化の摂取を容易ならしめてきた根源力である。
[ 森信三 一日一語 ] より
一眼
一眼は遠く歴史の彼方を、
そして一眼は脚下の実践へ。
[ 森信三 一日一語 ] より
日々の仕事に追われ、遠くを見ることと忘れています。
奉仕
人間は
(一)職業に対する報謝として、後進のために実践記録を残すこと。
(二)この世への報謝として「自伝」を書くこと。
随って自伝はその意味からは一種の「報恩録」ともいえよう。
(三)そして余生を奉仕に生きること
これ人間として最低の基本線であって、お互いにこれだけはどうしてもやり抜かねばならぬ。
[ 森信三 一日一語 ] より
分
分を突きとめ分をまもる。
[ 森信三 一日一語 ] より
己の役割を知り、果たすということでしょうか。