地上の現実界は多角的であり、かつ錯雑窮まりない。
随って何らかの仕方で常にシメククリをつけねば仕事は進まない。
そしてそれへの最初の端緒こそハキモノを揃えるしつけであって、
それはやがて又、経済のシマリにもつながる。
[ 森信三 一日一語 ] より
普段の生活からです。
地上の現実界は多角的であり、かつ錯雑窮まりない。
随って何らかの仕方で常にシメククリをつけねば仕事は進まない。
そしてそれへの最初の端緒こそハキモノを揃えるしつけであって、
それはやがて又、経済のシマリにもつながる。
[ 森信三 一日一語 ] より
普段の生活からです。
名利の念を捨てることは容易ではないが、それはとにかくとして、
少なくとも名利というものが
絶対的でない事を知らせて下すった方こそ、
真に「開眼」の師というべきであろう。
[ 森信三 一日一語 ] より
名利は空しいものだと気付くこと。
親への孝養とは、
単に自分を生んでくれた一人の親を大事にするだけでなく、
親への奉仕を通して、
実は宇宙の根本生命に帰一することに外ならない・・・。
これ藤樹先生のいわゆる「大孝」の説であり、
これを今日の言葉でいえば、まさに「孝の形而上学」というべきであろう。
[ 森信三 一日一語 ] より
善人意識にせよ、潔白さ意識にもせよ、
もしそれを気取ったとしたら、
ただにイヤ味という程度を越えて
必ずや深刻な報復を免れぬであろう。
[ 森信三 一日一語 ] より
注意すべきことです。
「笑顔は天の花」
笑顔によって、相手の心の扉が開けたら・・・。
[ 森信三 一日一語 ] より
因果というものは厳然たる真理です。
それゆえ如何にしてかかる因果の繋縛を超えるか。
結局はその理を体認透察することであるが、現実には後手に廻らぬこと。
つまり常に先手、先手と打ってゆくことである。
[ 森信三 一日一語 ] より
因果は真理ゆえ、後手にならないこと。
ついつい先送りしがちです。
真に個性的な人の根底は「誠実」である。
それというのも、
一切の野心、さらには「我見」を焼き尽くさねば、
真に個性的な人間にはなれないからである。
[ 森信三 一日一語 ] より
「なるほど」
と思う言葉です。
(一)われわれのこの人生は、二度と繰り返し得ないものだということ。
(二)われわれは、いつ何時死なねばならぬかもしれぬということ・・・
この二重の真理が切り結ぶことによって、
はじめて多少は根性の入った人間になれるといってよかろう。
[ 森信三 一日一語 ] より
正直という徳は、
われわれ人間が、世の中で生きていく上では、一ばん大切な徳目です。
それ故「正直の徳」を身につけるためには、
ひじょうな勇気がいるわけですが、
同時に他の一面からは、相手の気持ちを察して、
それを傷つけないような深い心づかいがいるわけです。
[ 森信三 一日一語 ] より
正直に生きるには人間力が必要です。
人は自己に与えらた境遇の唯中に、
つねに一小宇宙を拓かねばならぬ。
されば夜店の片隅にいる一老爺でも、
その心がけ次第では、一小天地の中に生きているといえよう。
[ 森信三 一日一語 ] より