人間もつねに腰骨を立てていると、
自分の能力の限界がわかるようになる。
随って無理な計画はしなくなる。
私が今日まで大たい計画の果遂できたのも、
その根本はこの点にある。
[ 森信三 一日一語 ] より
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金銭
金銭は自分の欲望のためには、
出来るだけ使わぬように・・・。
そしてたとえわずかでもよいから、
人のために捧げること。
そこにこの世の真の浄福境が開けてくる。
[ 森信三 一日一語 ] より
豆腐
豆腐の味は「日本の味」である。
それ故豆腐の味が分りかけたということは、
その人が真に日本人らしくなりかけた一徴表とも言えようか。
[ 森信三 一日一語 ] より
「世の中は正直」
「世の中は正直」とは、
神は至公至平・・・というに近い。
[ 森信三 一日一語 ] より
そうですね。
調和
世の中の事はすべてが一長一短で、両方良いことはない。
哲学の最終的帰結も、
宇宙間の万物は、すべて絶大なる動的平衡(調和)によって保たれている・・・
という一事だといってよい。
[ 森信三 一日一語 ] より
一長一短は調和なんですね。
人為に計らいがない
美術品の場合、倦きがこないということが良否の基準となる。
つまり倦きがこないとは、
作品に人為の計らいがないせいで、
それだけ天に通じる趣きがあるといえよう。
同時にこれは、ひとり芸術品だけでなく、
人間一般にも通じることでしょう。
[ 森信三 一日一語 ] より
腰骨を立てる
「腰骨を立てる」ことは、
エネルギーの不尽の源泉を貯えることである。
この一事をわが子にしつけ得たら、
親としてわが子への最大の贈り物といってよい。
[ 森信三 一日一語 ] より
心を正す方法
心はみえないから、
まず見える躰の方から押さえてかからねばならぬ。
それ故心を正そうとしたら、
先づ躰を正し物を整えることから始めねばならぬ。
クツをそろえること一つが、
いかに重大な意味をもつか分からぬような人間は、論ずるに足りない。
[ 森信三 一日一語 ] より
きっちりとやる意味を肝に銘じ行動する。
そして続けること。
楽しみ
朝起きてから夜寝るまで、
自分の仕事と人々への奉仕が無上のたのしみで、
それ以外別に娯楽の必要を感じない・・・というのが、
われわれ日本人のまともな庶民の生き方ではあるまいか。
[ 森信三 一日一語 ] より
勝敗
百円の切符が九十八円で買えないことは、
五円で買えないのと同じである。
もの事は最後の数パーセントで勝敗が決する。
[ 森信三 一日一語 ] より