「生」の刻々の瞬間から「死」の一瞬にいたるまで、
われらの心臓と呼吸は瞬時といえども留まらない。
これは「ありがたい」という程度のコトバで尽くせることではない。
「もったいない」と言っても「辱ない」といってもまだ足りない。
文字通り「不可称不可説」である。
[ 森信三 一日一語 ] より
もっとも当たり前に思っていること。
しかし、感謝しつくせないことです。
「生」の刻々の瞬間から「死」の一瞬にいたるまで、
われらの心臓と呼吸は瞬時といえども留まらない。
これは「ありがたい」という程度のコトバで尽くせることではない。
「もったいない」と言っても「辱ない」といってもまだ足りない。
文字通り「不可称不可説」である。
[ 森信三 一日一語 ] より
もっとも当たり前に思っていること。
しかし、感謝しつくせないことです。
「心願」とは、人が内奥ふかく秘められている「願い」であり、
如何なる方向にむかってこの自己を捧げるべきか・・・
と思い悩んだあげくのはて、
ついに自己の献身の方向をつかんだ人の心的状態といってよい。
[ 森信三 一日一語 ] より
心願をもてるようになりたいです。
職業とは、人間各自がその「生」を支えると共に、
さらにこの地上に生を享けたことの意義を実現するために不可避の道である。
されば職業即天職観に、人々はもっと徹するべきであろう。
[ 森信三 一日一語 ] より
多くの時間を費やしいてる仕事。
この気持ちに徹したいものです。
地元の人が何を求めているのか。
そのために何ができるか。
生活習慣や文化を理解しないと、
善意の押し付けだけでは失敗します。
アフガンで銃撃され死亡した中村哲郎医師の言葉です。
「こんなにしてあげてるのに…..」
よく聞く言葉です。
相手のことを理解しないと善意の押し売りになります。
私たちが日常生活で犯してしまいがちな過ちです。
交通機関の速さが、
今後人間関係をいよいよ複雑にし、かつ刹那的にするであろう。
ではそうした狂燥的な社会にいかに対処するかが問題だが、
これも根本的には各自が「腰骨を立てる」以外に途はあるまい。
というもの結局は、自己の主体的統一を堅持する以外に途はないからである。
[ 森信三 一日一語 ] より
情報化時代の今、そのまま当てはまります。
学問や思想の世界においてさえ、
真に自分の眼で物を見、自己の頭でその真偽・優劣を判断せずに、
広義の世評を基準としてしか物の判断できない人が多いということは、
真に嘆かわしい極みである。
[ 森信三 一日一語 ] より
世評に流されない。
簡単なことではありません。
人は他を批判する前に、まず自分としての対策がなければならぬ。
しかも対策には何よりも着手点を明示するを要する。
この程度の心の用意なきものは、他を批判する資格なしというべし。
[ 森信三 一日一語 ] より
何から手を付けるか、大切です。
人間の真価を計る二つのめやす・・・。
一つは、その人の全智全能が、一瞬に、かつ一点に、どれほどまで集中できるかということ。
もう一つは、睡眠を切りちぢめても精神力によって、
どこまでそれが乗り越えられるかということ。
[ 森信三 一日一語 ] より
厳しい目です。
地上の現実界は多角的であり、かつ錯雑窮まりない。
随って何らかの仕方で常にシメククリをつけねば仕事は進まない。
そしてそれへの最初の端緒こそハキモノを揃えるしつけであって、
それはやがて又、経済のシマリにもつながる。
[ 森信三 一日一語 ] より
ハキモノを揃えるは全ての原点なんですね。
知っていて実行しないとしたら、
その知はいまだ「真知」でない・・・との深省を要する。
無の哲学の第一歩は、実はこの一事から出発すべきであろうに・・・。
[ 森信三 一日一語 ] より
無の哲学……。
そこに真があるのでしょう。