学問や思想の世界においてさえ、
真に自分の眼で物を見、自己の頭でその真偽・優劣を判断せずに、
広義の世評を基準としてしか物の判断できない人が多いということは、
真に嘆かわしい極みである。
[ 森信三 一日一語 ] より
耳が痛い言葉です。
現場は講義の世評で動きます。
学問や思想の世界においてさえ、
真に自分の眼で物を見、自己の頭でその真偽・優劣を判断せずに、
広義の世評を基準としてしか物の判断できない人が多いということは、
真に嘆かわしい極みである。
[ 森信三 一日一語 ] より
耳が痛い言葉です。
現場は講義の世評で動きます。
人は他を批判する前に、まず自分としての対策がなければならぬ。
しかも対策には何よりも着手点を明示するを要する。
この程度の心の用意なきものは、他を批判する資格なしというべし。
[ 森信三 一日一語 ] より
批判するとき、常に念頭に置きたい言葉です。
我執とは、自己の心身の統一が得難く、その分裂乖離の結果、
心が欲望の対象に偏執する相といえる。
それゆえ、およそ「修業」の根本となるものは、
いずれも身・心の相即的統一を図る工夫を念とする。
[ 森信三 一日一語 ] より
声は腹より出すものなり。
座談に至るまで、その一語一語が腹より出づるに到れば、
これひとかどの人物というべし。
それには常に下腹の力の抜けぬ努力が肝要。
[ 森信三 一日一語 ] より
普通にこれが出来るようになれば…….。
人間の真価を計る二つのめやす・・・。
一つは、その人の全智全能が、一瞬に、かつ一点に、どれほどまで集中できるかということ。
もう一つは、睡眠を切りちぢめても精神力によって、
どこまでそれが乗り越えられるかということ。
[ 森信三 一日一語 ] より
正に現場の世界ですね。
知っていて実行しないとしたら、
その知はいまだ「真知」でない・・・との深省を要する。
無の哲学の第一歩は、実はこの一事から出発すべきであろうに・・・。
[ 森信三 一日一語 ] より
深いです。
実行を妨げているもの……。
無の世界には存在しないということでしょうか。
知識の完全な模写物より、
自分の躰でつかんだ不完全知の方が、
現実界でははるかに有力である。
[ 森信三 一日一語 ] より
現場が最大の学びの場ですね。
人間は真に覚悟を決めたら、
そこから新しい智慧が湧いて、
八方塞りと思ったところから一道の血路が開けてくるものです。
[ 森信三 一日一語 ] より
真に覚悟を決めたら見えてくる世界が変わるのでしょう。
祖先の「血」は即今この吾において生きつつある。・・・
この理が真に解った時、
人は初めて人生の意義もわかりかけ、
同時にその時天地の実相の一端にも触れむ。
[ 森信三 一日一語 ] より
「相」が「続」くんですね。
人間を知ることは現実を知ることのツボである。
わたくしが人間に対して限りなき関心をもつのは、
生きた人間こそ無量な「真理の束」だからである。
[ 森信三 一日一語 ] より
真理の束。
無限の心が現実をつくっていきます。