11月24日、相続のプロを養成する第32期相続アドバイザー養成講座全20講座が終了しました。
第1講座で相続に携わる者の理念「相続人の幸せを守る」を学びます。そしてこの共通理念を持った17人の各分野の専門家のお話を実務で活かす講座が最終2講座です。
この2講座では、相続アドバイザー(SA)として「実務で注意する点は何か」「SAは何が出来るのか」を学びます。
第19講座
題目/「相続アドバイザーとしてできること、できないこと、注意すべきこと」
争いの気配があるなか、遺産分割協議書等の法律事務に安易にかかわることの怖さを学びます。争いになると法律は武器になります。その武器を使うプロが弁護士です。
弁護士法72条があるから、注意するのではなく武器の使い方を知らない者が戦場に出ることが危ないのです。相談者の利益を害し、SA自身も危険にさらされます。
法律紛争性がある場合は弁護士をコーディネートすることが肝要です。しかし法律争いに勝つことが相談者の幸せになるとは限りません。総合的な判断のもと相談者を幸せに導くのがSAの役割です。
第20講座
題目/「相続アドバイザーの役割と留意点」
相談者は相続という闇夜の世界で不安がいっぱいです。そんな相談者によりそい、心の支えとなり手続をすすめていく仕事がSAです。
遺産分割で指示、説得、交渉は出来ません。
SAの役割は
「争うことの愚かさ」「本当に大切なものは何か」を相談者自身に気が付いてもらうことです。
相続を人生の通過点と考え、人生設計までかかわるお話は心に響きます。
SAは自分の役割をしっかりと認識し(理念をもち)、実務を行うことが大切です。SAは相談者が進むべき道を共に歩む道案内人です。
SA養成講座はこの道案内人を養成するための厳選20講座です。