ある投資セミナーを受講しました。講師が伝えたかった事は
「本当のことを知って投資をして欲しい」
売り手側は商品を売らなければなりません。売るために本当のことを言わないこともあるようです。
「本当のことを言ったら買ってもらえない」
しかし、コンプライアンスが重要視される昨今、嘘を言うことはできません。
嘘は言わないけれど本当のことも言わない。
株や債券が目先上がるか下がるかは神のみぞ知る世界です。
上がる株を教えてと言われてもわからないのが本当のことだと言われました。
毎月配当型投資信託は人気がありますが、コンスタントに毎月配当することは難しいことです。
日本の投資信託の資産保有残高の上位10位は毎月ファンド型の商品です。
目先の配当がよい商品にお金が集まっているということです。本当に良い投資先という観点でなく、目先配当が出るような(配当があるように見せかけられる)商品に誘導されていないか。このことを解って投資しているかが重要だということです。
日本株の長期投資についてです。
日本の経済(名目GDP)はここ20年成長していません。日本株に長期投資をしている人が、このことを知って投資しているでしょうか。
投資することが悪いのではありません。このことを知っているかどうかが重要なのです。
今まで停滞していたが、今後は成長が見込めると判断したうえでの投資はOKです。
本当のことはその道のプロでなければわかりません。
プロは知識・経験の差でお客様を誘導出来てしまいます。
相続の現場でも同じようなことがあります。
アドバイスが幸せに導くためのものか、商品を売るためのものか。
誰に相談するかが重要になります。