地主相続

昨日、相続アドバイザー養成講座の第18講座が行なわれました。

題目は「相続現場でお客様の信頼を得るには」です。
講師は奥原章男氏(税理士)です。

”現金一括納付” この言葉を何度も言われました。
納税方法には延納、物納があります。
しかし延納は利子税の負担があるし、物納は要件が厳しくなっています。

地主相続では納税のための現金がないことが普通です。
納税資金は土地売却代金です。
条件良く売却するためには時間が必要です。
売却納税のためのタイムスケジュールの説明がありました。

売却する土地を選ぶためには、まず相続税額の概算を知る必要があります。
この作業を相続開始後2ヶ月くらいで行います。
納税のための売却候補地を選定し、遺産分割のたたき台をつくり相続人を集めます。

最初に相続人に話すことは、10ヶ月以内に納税出来ないことがいかに損をするかということです。
このことが遺産分割をまとめる大きな重石となります。

税理士の仕事は申告をすることではない。
相続税を現金で一括納付させてあげること。 この視点からクライアントに接すると、行動の第一歩から異なることがわかる講座でした。

現場の状況が伝わってくる講座でした。
ありがとうございます。

※明日、明後日は所用のためブログをお休み致します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>