湯布院研修会

7月19日(金)20日(土)に第1回全国研修大会を開催しました。
場所は大分県湯布院です。 山々に囲まれた景色が心をなごませてくれます。 信号がない道を人・車・馬車が行きかいます。 規則(信号)がないため、譲り合う心が信号の代わりです。 ゆったりと落ち着いた雰囲気を感じさせる由縁かもしれません。

研修は江口正夫先生(弁護士)にお話して頂きました。
題目は 「弁護士から見た相続アドバイザーの役割と留意点」

非弁行為が壁になり 「相続アドバイザーとしてどのように仕事をしていけばよいか」 という問題で悩んでいる会員に方向性を示して頂いた講義でした。

相続アドバイザーの役割は 「お客様の幸せは何か」 を総合的視野から考え、問題をみつけ対策をたてることです。
依頼人が気が付かない重要な視点をアドバイする役割です。
各士業では問題を自分の分野(縦割り)で判断してしまいがちです。

普段は法律中心のお話ですが、今回は法を超えた部分のお話が多くありました。
一番伝えたいことだとなのでしょう。江口先生の声に自然と熱がこもります。
法律で解決出来る限界を感じているからでしょうか。
弁護士の枠を超えた江口先生の人間性に改めて敬服いたします。

「相続人との接し方の注意点」から抜粋です。
・相続の話合は勝ち負けではない ・他人と過去は変えられない。
・「ああ言えば、こう言う」は絶対に避ける。
・ああ言われても、こう言わない。
・電話・メールでなく会って話をする
・事実を想像を厳然と区分けする。
・等々。

弁護士法72条の注意点のお話をして頂きました。
非弁行為で訴えられるのは、お客様、同業者が多いようです。 常に念頭にいれて行動し危険ラインを一本手前に引いておく方がよいと言われました。
これは相続アドバイザーが担う役割を狭めるものではありません。非弁とならない領域に相続アドバイザーの大切な役割があるからです。

普段は聴けない江口先生の想いを学ばして頂きました。
ありがとうございます。

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