書類を整理したときに見つけた2010年7月の中條レポートNo110「受け止め方」。
レポートを読み返し感じたことを書いてみました。
「人間は出来事によって悩むのではなく、出来事の受け止め方によって悩む。受け止め方を変えれば、感情も変り、行動も変る」
肝心なのは受け止め方なのです。
そして受け止め方を決めるのは自分自身の「心」です。
しかし、この「心」がやっかいです。
頭ではなく、様々な感情が心のどこから湧いてくるからです。
これを変えるのは大変なことです。
しかし、湧き出てくる感情に気が付き、それの良し悪しを判断することは、意識して取組めば可能です。
悪い感情だとわかっても、湧き出てくる感情が変わるものではありません。
その場合、先に行動を変えてみるのも一つです。そして時間を味方にしましょう。
行動を変え、時間がたつと、湧き出てくる感情が変化してきます。(人の心はころころ変わるものです)それを上手に感じ取るのです。
行動とは、難しいことをするのではありません。
嘘でもいいから「〇〇を許す」と言ってみる。等々。
続けると不思議と心から湧き出てくるものが変わることがあります。
相続争いの原因は「分け方」ではなく、分け方の「受け止め方」で起きるのだと思います。争っている相手が他人でなく、身内のため、湧き出てくる感情を抑えきれず争いが激化します。激化すると、更に意図せぬ感情が「心」から湧き出て悪循環が起こります。
そんな時このレポートを思い出してください。
受け止め方を変えることで、相続で不幸になることを防げるかもしれません。